暴落が来たとき、あなたはどう動きますか?
診療放射線技師として働くラドです。
投資を続けていると、必ず直面するのが相場の暴落です。リーマンショック・コロナショックのように、資産が数ヶ月で30〜50%以上下落するケースも過去に起きています。
そのとき「どう動くか」を事前に決めていない人は、パニックになって最悪のタイミングで売却してしまいます。暴落時の行動を事前にルール化しておくことが、長期投資を続けるうえで最も重要なことのひとつです。
この記事では、私がFIRE計画の中で定めている暴落対応マニュアルを公開します。
暴落時に確認する数字は3つだけ
暴落が起きても、慌てて複雑な判断をする必要はありません。確認する数字はたった3つです。
暴落時に見る3つの数字
① 総資産額(直近高値からの下落率)
② バッファ残高(目標550万円に対して何%あるか)
③ 取り崩し率(年間生活費÷総資産が3.5%以内か)※FIRE後のみ
この3つを確認して、下落率に応じた行動ルールに従うだけです。相場を予測したり、経済ニュースを読み込んで判断する必要はありません。
下落率別・暴落対応マニュアル
| 下落率 | 行動 | バッファ | FIRE後 |
|---|---|---|---|
| 0〜-19% (平常時) | 通常通り積立継続 | 手をつけない | 通常取り崩し継続 |
| -20%以上 | 積立継続・乗換停止 | 手をつけない | 取り崩し停止→バッファ生活 |
| -30%以上 | 余裕資金の30%を 課税口座へ追加投資 | 絶対に使わない | 月16万に削減 |
| -40%以上 | さらに余裕資金の 30%を追加投資 | 絶対に使わない | 月16万継続 |
| -50%以上 (リーマン級) | 余裕資金の残り全額を投入 | 絶対に使わない | 月16万継続 |
このマニュアルのポイントは「バッファには絶対手をつけない」という点です。バッファは暴落時の生活防衛のために確保しているものです。投資への追加資金として使ってしまうと、本当に必要な場面で使えなくなります。
各フェーズの詳細解説
-20%以上:乗換を止めて積立は継続
毎年1月に行う配当株への乗換作業は、下落率が20%を超えた時点で停止します。安値でオルカン・メガ10を売却して配当株に乗り換えると、回復局面のリターンを大きく取り逃します。
ただし毎月の積立は継続します。下落時こそドルコスト平均法の効果が大きくなるため、積立を止めてはいけません。
-30%以上:余裕資金を分割投入
下落率が30%を超えると、余裕資金(目標300万円)の30%程度を課税口座に追加投資します。一括投入は禁止です。さらに下落する可能性を想定して分割投入することで、より底値に近いところで買い増しできます。
-50%以上:余裕資金の全額投入
リーマンショック級の-50%超えは、過去のデータで見ると極めてまれですが、起きないとは言い切れません。このレベルになれば残りの余裕資金をすべて投入します。歴史的に見て、-50%以上の暴落からは必ず回復してきました。
FIRE後に暴落が来た場合の対応
FIRE達成後に暴落が来た場合は、現役中とは対応が変わります。
FIRE後の暴落対応
① オルカンの売却を即停止する
② バッファ(550万円)から生活費を補填する
③ 支出を月16万円に削減する
④ 市場の回復を待つ(売らない・焦らない)
FIRE後は収入がないため、暴落中にオルカンを売却し続けると資産の底を叩き割ることになります。そのためにバッファ550万円を確保しています。2年分の生活費をバッファとして持つことで、2年間は市場を回復を待てる設計にしています。
暴落時に絶対やってはいけないこと
- パニック売りする:下落中に売却すると損失を確定させるだけです。回復を待てば資産は戻ります
- 積立を止める:下落時こそドルコスト平均法の効果が大きい局面です。止めると安値での買い増し機会を逃します
- バッファを投資に使う:バッファは生活防衛のための資金です。投資に回すと本当に必要な場面で使えなくなります
- レバレッジをかける:下落中にレバレッジ商品を買うのは最悪の行動です。さらなる下落で取り返しのつかない損失になります
ルール化することで感情を排除する
暴落時に最も危険なのは感情です。「もっと下がるかもしれない」「全部売って現金にしたい」という感情は、投資において最大の敵になります。
だからこそ、事前にルールを決めておくことが重要です。下落率を確認してルール通りに動くだけなら、感情が入り込む余地はありません。
私のFIRE計画でも「市場は読まない・ルール通りに動くだけ」を鉄則にしています。このルールがあることで、暴落が来ても冷静に対処できる自信があります。
まとめ
暴落対応マニュアルのポイントをまとめます。
- 確認する数字は「下落率・バッファ残高・取り崩し率」の3つだけ
- -20%以上:乗換停止・積立継続
- -30%以上:余裕資金を分割投入開始
- バッファには絶対手をつけない
- FIRE後は売却停止・バッファで生活・支出削減
暴落はいつか必ず来ます。来てから慌てて考えるのではなく、今のうちに自分のルールを決めておくことが長期投資家として最も大切な準備です。
※この記事は私個人のFIRE計画に基づく行動ルールです。投資はリスクを伴います。自己判断・自己責任でお願いします。
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